慢性的

便秘解消方法にはどんなものがある?

つらく苦しい便秘。
食文化が欧米風になっている昨今、現代人にとっては身近なものとなってきている。
まず便秘とは、どのような状態を指すのだろうか。

通常、排便が正常に行なわれていれば、1日1回、もしくは2~3日に1回すっきり排便し、残便感はない状態となる。
しかし、便秘になると何日も排便がなく便が硬くなってしまったり、また残便感があり、すっきりしない状態が続く。
硬い便をむりやり排便することで、痔にもなりやすくなる。

一口に便秘と言っても、原因によっておおまかに器質性便秘と機能性便秘の2種類に分けられる。
まず器質性便秘とは、消化管になんらかの異常をきたし、排便がスムーズに行われなくなることで起こる便秘だ。
巨大結腸症などの先天性のものと、大腸がんや腸閉塞による後天性のものに分けられる。

機能性便秘は急性便秘と慢性便秘の2種類に分けられる。
急性便秘は、その名の通り一時的な便秘のことを指す。
摂取水分量の減少や、妊娠によって引き起こされることが多い。

慢性便秘は、腹筋の低下や排便反射の異常、副交感神経の過緊張などによって比較的長期に渡って起こる便秘だ。
さまざまな原因によって便秘は引き起こされるが、その解消法にはどのようなものがあるのか。

まずはなんといっても食生活の改善だ。
肉類や脂っこいもの、甘いものを控え、食物繊維を多く摂るようにする。
また、水分も忘れずに摂取するようにする。
食事に気を付けるだけでも便秘解消はできるのだ。
便秘解消に良いレシピがこちらに載っていますので、是非参考にしてみてください。
食物繊維の豊富な食材や乳酸菌を含む食材を毎日食べることで腸内環境を整え、辛い便秘の改善に効果が期待できます。


次に、規則正しい生活を心がけること。
大腸の動きはストレスや睡眠不足によっても弱くなってしまう。
その結果が便秘に繋がるのだ。
いくら食事に気を配っていても、そもそもの大腸の動きが弱いままでは便秘解消されにくいのだ。
便意を感じたときにすぐ出せない環境も便秘を起こす原因となります。
仕事のある日は時間に余裕をもって起き、トイレでゆっくりとできる時間を設けてみてください。
トイレでできる簡単なマッサージも加えることで便意を感じられるようになるでしょう。

また、適度な運動も大切だ。
特に高齢者や産後の場合は腹筋が弱っていることが多い。
その為に満足な排便が行えず、便秘が長期化していく。
それを防ぎ便秘解消の為にも、ある程度は腹筋を鍛えておく必要があると言えるだろう。


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