慢性的

便秘に効くツボってどこにあるの?

古くからの健康法として知られているものの中に、ツボ押しがある。
これは便秘解消に対しても、効果的なのだ。
胃腸の働きを良くしたり、活発化させる働きのあるツボを刺激することで便秘解消されるのだ。
こういったツボは体のあちこちにある。

手にある便秘に聞く代表的なツボは、間使(かんし)と合谷(ごうこく)と呼ばれるツボだ。
間使は手首の内側のシワから指5本分下の部分に存在する。
ここは腸の蠕動運動を促進する。
合谷は親指と人差し指の骨が交わる部分にある。
若干人差し指側にあるが、ここは大腸の運動を活発化させる。
また、下痢や便秘以外にもストレスを軽減したり、首や肩のコリをほぐす作用がある。

耳には内分泌点というツボがある。
これは耳の穴の入り口の真下、くぼんでいる部分に存在する。
便秘や過食を抑制し、ほかにもむくみ解消やホルモンバランスを整えるといった効果がある。

足にあるツボは、第二厲兌(れいだ)と裏内庭(うらないてい)が代表的だ。
厲兌は足の人差し指の爪の生え際、そこの中央部分に存在する。
全身の緊張をほぐし、腸をリラックスさせる効果がある為、特に過敏性腸症候群に効果的だ。
裏内庭は足の裏、人差し指の付け根のふくらみに存在する。
食中毒などによる下痢に対しての効果がある為、そのような症状が出たときはここを刺激すると良い。

背中には大腸愈(だいちょうゆ)というツボがある。
これは腰骨の高さの、背骨から左右に指2本分外側に存在する。
便秘解消への効果ももちろんだが、下痢や腸炎、腹痛にも効果がある。

お腹には天枢(てんすう)、大巨(だいこ)というツボがある。
天枢はへそから左右に指3本分外側にある。
内臓を活性化させる効果がある為、便秘だけでなく腎臓疾患、腰痛などにも効果がある。
大巨は天枢から指3本分下にある。
こちらも胃腸の働きを活発化させ、便秘や腰痛の解消に効果的だ。

どのツボも、若干の痛みを感じるくらいの強さで押すと効果が出やすい。
しかし、加減を間違えると逆に痛めてしまうので注意が必要となる。
ツボ押しの注意点としては、まず初期の妊婦。
初期のころは少しの刺激でも、胎児や母体に悪影響を与えることがあるので注意する。
また、飲酒している場合や、ツボの付近に怪我をしている場合もツボ押しは控えた方がいいだろう。
また、ストレスも便秘の原因のひとつなので気を付けましょう。




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